【コラム】地下付き賃貸物件の使い道を考える 下北沢LOFTでヒロトのライブにて
以前筆者が所有していた物件で、駅チカの商業付賃貸住宅というビルがありました。
その物件には地下1Fもあって、そこはひとフロア丸ごと法人に賃貸。初めてビル所有。それまでは木造アパートのみだったので、ビルの大変さを経験できた物件でした。
ところで、先日初めてライブハウスというところに行った際、今はもう手放したその物件を、ふと思い出します。
ライブハウスは下北沢LOFT。
すれ違うのも難しそうな狭くて急な階段を、潜るように降りた地下一階にある店です。
「こんなところでドンジャカやって大丈夫なんだ?」
これがライブハウスの第一印象。
そういえば筆者が所有していた不動産の地下は、蛍光塗料の会社が使っていたな、と記憶が蘇る。窓がなく真っ暗な地下の賃貸は、その会社にはもってこいの物件だったようでした。
ライブハウスも、近隣の迷惑を考えると地下にあったほうが音漏れがしないから借りる側には好都合でしょう。
蛍光塗料屋とライブハウス。一見なんの関係もない業界ですが、建物の地下を使いたいという事情は同じ。窓がなくて住むには息苦しさを感じかねない不動産でも、なんだかんだ需要があるもんだと、へんなところで納得してライブを聴く夜となりました。
ちなみに、下北沢LOFTは1975年創業の老舗ライブハウスだそうですが、賃借してるのか自社ビルなのかは知りません。私が行ったのは平日夜だったせいでしょうか。観客はぜんぜんいません。大家さんの筆者としては、賃貸だとしたら経営が大変だろうと余計な心配をしてしまうのでした。
この業界はコロナが惨事となりましたので、下北沢LOFTが生き残ってやっているのは、すばらしいことです。
などなどと色々な想いを胸に、観賞したのは、ヒロトのライブ。筆者がサラリーマンの仕事をはじめてからつながりのある方ですが、最近この活動を知りました。
音楽活動は2年になるようです。なかなかよかったですよ。
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