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SwitchBotの顔認証パッドを導入 ネットも電源も不要。便利だけどイマイチな点も

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所有の物件でこの度、薪ストーブのショールームをやることになりました。そこの出入り口に「鍵不要」のIoTを導入だ!ということで、テック大家さん推し活中のSwitchBotを導入することにしました。

導入製品は顔認証パッド。最近発売された便利そうなシロモノです。

ということで、本日は顔認証パッドのレビューといきましょう。

SwitchBot顔認証パッドとは

SwitchBotの製品群では、以前から指紋認証パッドと言う製品があって、それは筆者の自宅で導入済み。一方、最近発売されたのが、SwitchBot顔認証パッドです。

筆者が設置した、SwitchBot顔認証パッド。

指紋認証パッドは数字キーがついていて、「数字コンビネーション(パスワード)」「NFCカード(カードキー)」「交通系カード」「指紋認証」が可能です。

顔認証パッドは、それに「顔認証」が機能追加された商品というイメージ。スマホアプリを使って「顔」を登録しておくと顔認証でロック解除できる、というスグレモノ。

表にすると以下のような感じ。わかりやすいです。ただ、機能は1つしか違いがないのに見た目は随分と違います。

できることSwitchBot顔認証パッドSwitchBot指紋認証パッド
数字パスワード
NFCカード(カードキー)
交通系カード
指紋認証
顔認証

ちなみに、筆者は「交通系カード」で解錠というしくみが気にはなっているものの、使ったことがありません。こんどやってみます。やってみたら、またブログにアップするでしょう。お楽しみに!

解錠できるスマートロックの種類

上記では、認証パッド製品の整理をしましたが、パッド製品群とスマートロックとは別製品。パッドとロックのセット販売もありますが、基本的にはロックはロックで購入する必要があります。

そして、SwitchBotのスマートロック製品はいくつかバージョンがあります。

SwitchBotロック

SwitchBotロックPro

SwitchBotロックUltra

SwitchBotロックLite

上述のパッド製品は、これらすべてのスマートロック製品と組み合わせて使うことができるようです。

筆者はオーソドックスなSwitchBotロックを導入。理由はすでに自宅で使ったことがあったから。本当は別のもの「Lite」を使いたかったのですが、Liteの単品売りが2025年6月末現在で「予約」となってました。すぐに設置したかったので、Liteはやめました。

SwtichBot顔認証パッド同梱物

顔認証パッドの開梱をすると中からは、なにやら付属品がいっぱい。

SwitchBot顔認証パッドの開梱。パッド本体と同梱物

壁にちょっと斜めに設置するためのアジャスターや、設置した顔認証パッドを外すときに使う「ピン」など、細かい気配りを感じます。

ちなみに、電源はUSB給電による充電式です。そのためケーブルも一本入っています。顔認証を動かしても1年間動き続けるために電池をいっぱい積んでいるようです。

顔の登録方法

顔の登録は管理者のスマホのアプリ「SwitchBotアプリ」から行います。

すでにドアの横に設置済みの顔認証パッドの前に登録した人に立ってもらう必要があります。その横で、管理者(=購入者)がスマホアプリの操作をして登録作業をする、と言うイメージです。

登録が完了すると、すぐに解錠のテストも実行され、顔認証で鍵が開くことをすぐさま確認できます。

ドアの横に設置済み」の顔認証パッドというのがポイントです。

顔認証パッドの高さ背の高さの関係が結構重要のようです。加えて、ドアからの距離も重要です。だから設置してから顔登録が必要です。

筆者の設置場所はドアの前に一段段差があってドアがある、というところ。

段に登ってから認証するのか、段の前で認証するのかによって状況が変わってきます。具体的には、段差に登って立つとパッドとの距離が近すぎるようで認識してくれません。一方、段にのる前だと背が低い妻の顔に届かない…。なんとかなんどか登録プロセスを繰り返してようやく認識してもらえた感じ。


ところで、顔の設定においては、新しい顔を登録するたびに「プライバシーポリシーに同意します」のチェックボックスにチェックが必要です。

ここ、変ですよね。顔を登録したい人がSwitchBotアプリが動くスマホの所有者(購入者)ではないというケースが大半ではないでしょうか。例えば、購入して管理者になるお父さんが自分のスマホを操作して、奥さんや子どもたちの顔を登録させる。そんなユースケースになるんじゃないでしょうか。本来、プライバシーポリシーに同意して欲しいのは、奥さんや子どもたちじゃないの???と思うのです。お父さんが、奥さんに対して「ねえねぇ、SwitchBotのプライバシーポリシーに同意してよ〜」と許可を取る必要があるのではないかと。

だとするとチェックボックスにチェックを入れるべきなのは、お父さんではないんじゃない???登録する個人個人なんじゃないのかなと思うわけです。だから登録のたびに「プライバシーポリシーに同意」がでてくるのはおかしいんじゃないのか、と。

などと、面倒なこと考えちゃうのは筆者だけ??

顔認証している様子

さて、顔を登録してドアの前に移動して試してみました。するとどうでしょう、鍵が開くではありませんか!(正しい動作です)

パッドの前(ドアの前)に立つと、顔認証パッドのLEDが白く光り顔を検知したことがわかります。そして、認証OKとなればLEDが緑色に光り、

「ぴろりん!ロックが解錠されました」

としゃべります。

イマイチな仕様

ところが、ここからがイマイチな部分。

ドアの鍵がかかっている場合は、上記の動作で、ばっちりOKです。

一方、ドアの鍵が開いているときはというと…そう。その時も顔認証して「解錠されました」としゃべるのです。

この仕様イマイチじゃないでしょうか??

解錠しているのだったら、いちいち認証動作をしなくてもいいように思うのです。特に、今回の物件のように朝解錠したら、夜閉店まで施錠する必要がない、という状況だとなおさらこの動作、不要です。出入りするたびにピーピー喋られてもうるさいだけ。

下記に述べるように、技術的背景をある程度理解しているテック大家さんとしては確かにこの仕様になる理由もわからなくもない。ロックとパッドはBluetooth通信なので、パッドがロックの状態を知るためには通信しなければならないのです。通信しなくても「入」「切」をお互い認識合わせしてればわかるでしょ、という意見もあるかもしれません。でも、ロックはロックで別なデバイスから開け締めされる可能性もある。なんせスマートロックなのですから。したがって、パッドとしては毎回ロックに現在の情報をBluetooth経由で確認すれば、こんなイマイチな仕様にする必要はないのです。

でもきっと、何かあるんでしょう。Bluetooth通信のほうが電力かかっちゃうとか(電池を持たせるためにひんぱんに通信したくないとか)…

まだ、使い始めたところなので、この仕様の良し悪しを判断するにはちょっと早いですかもしれません。

ですが、設置してすぐに「この仕様イマイチじゃないかな?」と感じたポイントがここでした。

DIYで自作システム作る?

SwitchBotのような比較的低価格で高機能なIoT機器。自宅だけではなく様々な場所で使わていることでしょう。先日筆者が書いた記事でもあったように民泊なんかいい例です。この記事は民泊の予約表と連携してSwitchBotで家電(エアコンなど)を動作させるシステムをDIYで作ったという内容でした。

こいうことができるのがSwitchBotの良いところ。なぜかというとSwitchBot Web APIという仕様が公開されているからです。つまり、あなたがプログラムが書ける人なら自分のシステムをDIYできてしまうというわけ。いや、昨今はあなたがプログラムが書けなくともAIが書いてくれますね。

とにかく、自作でなにかシステムを組みたいとなった場合、API (Application Program Interface)が公開されているというのは非常に都合がいいのです。

今回の顔認証パッドもすでにAPIの仕様書には登録されています。Keypad Visionというモデルとして記述されてました。ただ、流石にAPI経由で顔認証はできないようです。できるのは、Keypadの他の商品と同じ、数字(パスワード)を外部から登録できる、という仕様のみ。一応、パスワードの有効期限なども設定できるようです。それこそ民泊なんかで使えるシステムが作れそうではありませんか。

このようなAPIを使った記事はいつく書いておりますので、ご興味があれば下記も併せて御覧ください。

Bluetoothにより近距離で通信するプロトコルに関しても色々と調べておりますので、ネットワーク無しで使いたいという方はこちらも併せてご覧ください。

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プロフィール

テック大家さん
ソフトエンジニア兼不動産オーナー。
某超有名日本メーカーにおいてソフトウエア開発畑を30年近く勤務。
かつてはWindowsのアプリ開発や、組み込み機器のソフト開発を行う。プロジェクトマネジメント・オフショア開発・要件管理などの経験あり。現在は、個人開発で、JavaScript/TypeScript/React/Express、PHP/Laravel、Firebase、Google cloud、Arduino(C++)などでプログラミングを楽しむ。
サラリーマンの傍ら不動産経営を始め、現在、1棟モノの賃貸4物件を東京・神奈川に所有。夫婦でおよそ20年の賃貸経営の実績。
最近の物件では、入居者向けフリーWiFiなど、テック系の設備はDIYで自ら構築。
海外MBA取得。
テック大家さん
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@kazushi@tech-landlord.com

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